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布用ボンドの簡単な剥がし方!強力な布用接着剤はどうやって落とす?

布用ボンドの簡単な剥がし方 剥がし方

「布用ボンド」は、針や糸を使うことなく素早く布を接合することができる非常に便利な道具です。

手芸が苦手な方やミシンを持っていない方にも、衣服の裾上げや破れの修理、アクセサリー作成など様々な場面で活躍します。

しかし、時には接着したものを元に戻したい時や、デザインを変更したくなることもあるでしょう。

接着剤を無理に剥がそうとすると、布が痛んでしまうリスクがあり、修復が不可能になることもあります。

布用ボンドをなるべくキレイに剥がす方法ってあるの?

身近な物や手軽に入手可能なアイテムを用いて、布用ボンドを効果的に取り除く方法を紹介します。

困ったときは、ぜひこの方法をお試しください!

布用ボンドの簡単な剥がし方

布用ボンドで服をリメイクする画像

布用ボンドは洗濯しても簡単に剥がれないのがメリットです。

それゆえに剥がすのも一苦労します。

剥がす必要がない場合に使用することが推奨されていますが、ずれてくっつけてしまったり、裾の長さを変えたい場合もあるかと思います。

素材によっては剥がし跡が残る場合もありますが、なるべく簡単な剥がし方を7通り順番に紹介していきますので参考にしてみてくださいね。

①アイロンを用いた除去方法

アイロンの画像

アイロンのスチーム機能を駆使して、布用接着剤の粘着力を弱め、剥がしやすくする方法です。

アイロンを直接布に当てるのではなく、スチームのみを使うことで接着剤が更に固まることはありません。

スチームを利用する方法では、接着剤が熱で柔らかくなり、容易に剥がせるようになります。

特に、接着剤が硬化してしまう心配をされる方にも安心してお使いいただける方法です。

【必要なもの】

  • スチーム機能付きアイロン

【手順】

  1. アイロンをセットし、スチーム機能を利用して剥がしたい接着剤部分に向けてスチームを吹き付けます。
  2. スチームを当てた後、接着剤が柔らかくなっている間にゆっくりと剥がします。
  3. 完全に剥がれるまで手順1と2を繰り返します。

この方法を使用する際は、高温のスチームに注意しながら作業を進めてください。

また、熱に弱い素材や色落ちが心配される素材には特に注意してください。

パンツの裾丈直しの場合、洋服のリフォーム店に持っていくと業務用の強力なアイロンのスチームでお直しのプロが剥がしてくれますので、お店に持っていくのも選択肢の1つですね。

②お湯を使用した除去方法

お湯を出す画像

熱いお湯を利用して布用接着剤の粘着力を弱め、剥がしやすくする方法です。

お湯に布を浸すことで、接着剤が柔らかくなり、簡単に剥がせるようになります。

剥がし作業中に接着剤が冷えて固まることもありますが、その際は再度お湯に浸して温めることができます。

これにより、無理な力を加えずに剥がすことが可能です。

【必要なもの】

  • お湯(50~60度の熱水)

【手順】

  1. 桶にお湯を布が完全に浸かるように入れます。
  2. 剥がしたい部分の布をお湯に浸します。
  3. 数分間放置して接着剤を柔らかくします。
  4. お湯から取り出した後、端からゆっくりと剥がします。

【注意点】
使用するお湯は非常に熱いため、火傷には十分注意してください。

また、熱水を使用するため、色落ちや縮みが心配される素材には使用前に試すことが必要です。

この方法は素材の耐熱性を考慮して慎重に行うようにしましょう。

③除光液を用いた除去技術

除光液を使用している画像

除光液はネイルエナメルを溶かすために使用されることが多いですが、これを利用して布用接着剤の粘着性を弱め、剥がすことができます。

除去を行う際には、除光液を含ませたコットンを使い、慎重に剥がす方法が効果的です。

【用意するもの】

  • 除光液
  • コットン
  • ぬるま湯

【手順】

  1. 剥がす部分に除光液を適量塗り、十分に浸透させます。
  2. その上に湿らせたコットンを置き、乾かないよう数分間待ちます。
  3. 接着剤が浮き上がってきたら、除光液を含むコットンでゆっくりと剥がします。
  4. 全て剥がした後、ぬるま湯で表面を洗い流します。

【注意点】
除光液を使用する際は、布の種類や色落ちが心配な素材には特に注意が必要です。

柄物や色落ちしやすい素材では、目立たない箇所でのパッチテストが推奨されます。

④エタノールを使用した除去方法

エタノールは消毒剤として広く利用されていますが、その化学的特性を活かし、布用接着剤の粘着力を減少させて簡単に剥がす方法です。

適切にエタノールを使用することで、接着剤を柔らかくして剥がしやすくなります。

【必要なもの】

  • エタノール
  • コットン

【手順】

  1. 剥がしたい部分にエタノールをたっぷりと染み込ませます。
  2. 数分間そのままにして接着剤の粘着力を弱めます。
  3. エタノールを含んだコットンを使いながら、ゆっくりと剥がしていきます。

【注意点】
エタノールは布の種類によって色落ちする場合があるため、使用前に目立たない部分でテストすることをお勧めします。

また、エタノールが肌に刺激を与えることがあるため、敏感肌の方はゴム手袋などの保護具を着用すると安全です。

⑤ベンジンを利用した除去方法

ベンジンは石油製品であり、その強力な溶解能を利用して布用接着剤の粘着力を弱め、簡単に剥がすことができる方法です。

【必要なもの】

  • ベンジン
  • ゴム手袋
  • ヘラ

【手順】

  1. ゴム手袋を着用し、剥がしたい部分にベンジンを塗布し、よく染み込ませます。
  2. 数分待って接着剤の粘着力が弱まるのを確認します。
  3. 接着剤が柔らかくなったら、ヘラを使って慎重に剥がします。

【注意点】
ベンジンは非常に強い臭いがあり、使用時の健康への影響が懸念されるため、換気を十分に行ってください。

また、ベンジンは布の色を変えるリスクがあるため、最初に目立たない部分で試してから使用することを推奨します。

肌への刺激も強いため、ゴム手袋の着用は必須です。

⑥水を使用する除去法

この方法は、まだ完全に乾燥していない布用接着剤に対して特に有効です。

接着剤が乾燥する前に布に付着してしまった場合、水に浸し、軽くもみ洗いをすることで、接着剤を容易に取り除くことができます。

接着ミスが発生したり、意図しない箇所に接着剤が付着してしまった場合は、迅速に水で洗い流すことで、後に痕跡を残さずに清潔にすることが可能です。

ただし、接着剤が完全に乾いた後は、水や洗濯に耐えうるよう設計されているため、この方法では効果を期待できません。

また、布が乾くまで作業を続けることができないので、作業を急ぎたい場合には向いていません。

⑦専用の接着剤除去剤を利用する方法

市販されている専用の接着剤除去剤を使用すれば、布に付着した接着剤を効果的に柔らかくし、除去することが可能です。

これらの剥離剤は、接着剤が付いた部分に塗布し、しばらく放置するだけで、簡単に接着剤を取り除くことができます。

ただし、これらの製品がすべての布に適しているわけではないため、使用する生地によっては色落ちやシミが残る可能性があります。

そのため、使用前に余った布などで試し塗りを行い、生地への影響を確認することが推奨されます。

布用ボンドを剥がす際に避けるべき方法

布用ボンドを使用している画像

布用ボンドを取り除く際には効果的な方法がいくつかありますが、避けた方が良い行動も存在します。

以下に、布用ボンドを剥がす際に行うべきでないことを解説します。

① 強引に引っ張って剥がす

布用ボンドで接着された布や生地を無理に引っ張って剥がすのは避けましょう。

この行動は布を損傷させる主な原因となり、生地が伸びたり、最悪の場合は破れるリスクが伴います。

剥がれた後でも、生地が恒久的にダメージを受けることがあります。

② 消しゴムの使用

プラスチック製品などで消しゴムを用いた摩擦熱で剥がす方法が効果的な場合がありますが、布用には不向きです。

布は摩擦熱で伸びやすく、破れやすいため、消しゴムで擦ることによるダメージが大きくなります。そのため、布用ボンドの除去には消しゴムを使用しない方が良いでしょう。

③ 布をこすり合わせる行為

お湯で柔らかくした際に布をこすり合わせて剥がす方法は、一見効果的に思えるかもしれませんが、これは避けるべきです。

布同士を強くこすり合わせると、布用ボンドが剥がれるどころか、布が伸びたり破れたりするリスクが高まります。

素材によっては剥がれにくいことも

ソーイングしている画像

布用ボンドは便利ですが、生地の種類によっては剥がれにくかったり、シミができたりすることがあります。以下の点を確認しておくと良いでしょう。

  • 使用前には生地の種類を確認し、問題なく使用できるかを検討する。
  • 安全性を確認するために、余り布などに少量を塗ってシミができないかテストする。

特にサテンやその他の薄手の布はシミができやすく、一度接着してしまうと剥がすのが難しいことが多いです。

これらの布は接着剤が染み込むため、使用には特に注意が必要です。

布用ボンドの取り扱いと注意事項の概要

服をリメイクしている画像

布用ボンドを効果的に取り除く方法や重要な注意点について総括します。

  • 加熱によって布用ボンドは剥がしやすくなるため、温める方法が有効です。
  • 除光液やベンジンなどの溶剤を使用することで、加熱しなくても粘着力を弱めることができます。
  • まだ完全に乾燥していない場合は、水を使って簡単に取り除くことが可能です。
  • 生地の種類によっては色落ちする恐れがあるため、使用前に必ずテストを行うことが重要です。
  • 強く引っ張ったり、過度にこすったりすると、布が損傷する可能性があるので、そのような行為は避けるべきです。
  • 使用する生地によっては布用ボンドが適していない場合もあるため、材質を考慮して使用する必要があります。

これらのポイントを理解し、布用ボンドを安全かつ効果的に使用することが大切です。

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