カーペットの上でメイクをしていると、思わずアイシャドウを落としてしまうことがありますよね?
通常、メイクは外出する直前にすることが多いので、大抵は急いでいます。
そんな忙しい時にカーペットにアイシャドウを落としてしまった場合、そのまま放置すると後々に頑固なシミとなる恐れがあります。
そこで、悲しい気持ちになることがないように、カーペットからアイシャドウを効果的に除去する方法をご紹介します。
この便利な方法を覚えておけば、困ったときにもすぐに対処できるでしょう。ぜひ実践してみてください!
カーペット清掃前の重要チェックポイント
カーペットにアイシャドウをこぼした場合、通常は粉末が割れ散ってしまうことが多いですね。
カーペットの色によっては、特に鮮やかな色やラメが含まれているアイシャドウは目立つことがあります。
よくある間違いは、慌ててカーペットをこすってしまうことです。
これはカーペットを清掃する際に避けるべき行動とされています。
アイシャドウがカーペットに落ちた際は、まず掃除機のノズル部分を使って粉末をすぐに吸い取ることが重要です。
一般的な掃除機のヘッドを使用すると、かえって汚れを広げてしまう可能性があります。
初めにホースを使って表面の粉末を吸い取り、汚れが広がらないよう注意しましょう。
この初期段階の吸引を丁寧に行うことで、その後の掃除がずっと楽になります。
もし外出前で時間がなくても、少なくとも粉末をホースで吸い取ることをお勧めします。
これによって、帰宅後の清掃作業が大幅に楽になるでしょう。
カーペットからのアイシャドウを取り除く方法
掃除機では取り除けないアイシャドウの細かい粉末を除去する方法をご紹介します。
カーペットからアイシャドウを取り除く効果的な方法として、以下の手段が効果的です
- メイク落としを使用する
- 洗濯用洗剤を使う
- 酸素系漂白剤を用いる
それぞれの方法について、詳しく解説します。ご自宅の状況に応じて、適切な方法を選んでお試しください。
①メイク落としを使用したクリーニング方法
カーペットクリーニングにも有効な通常のメイク落としを利用したアイシャドウ除去方法です。
非泡立ちタイプのメイク落としでもアイシャドウの除去が可能です。
【必要なもの】
- メイク落とし
- 使用済みの歯ブラシ
- キッチンペーパー
- 水または温水
- 乾燥タオル2枚
- ドライヤー
●手順
- カーペットのシミ部分にメイク落としを適量塗布します。
- 使用済みの歯ブラシでメイク落としを軽く擦り、泡立てます。
- 数分間放置した後、濡れたキッチンペーパーで泡立てた部分をたたくように拭き取ります。
- 湿ったタオルで残ったメイク落としを軽くたたきながら拭き取ります。
- タオルでしっかり乾拭きを行います。
- 最後にドライヤーを使ってカーペットを乾燥させます。
注意点として、オイルタイプのメイク落としを使用するとカーペットにオイルシミが残ることがあります。
オイルフリータイプの使用を推奨します。
この方法は最も手軽な洗浄方法ですが、効果が弱い場合は以下の手法を試してみてください。
②洗剤を活用したクリーニング方法
メイク落としを使用する方法と基本は同じですが、ここではより汚れ落ちが良い「洗濯用固形石鹸」または「食器用洗剤」を使用します。
【必要なアイテム】
- 洗濯用固形石鹸または食器用洗剤
- 使用済みの歯ブラシ
- キッチンペーパー
- 水またはお湯
- 濡れていないタオル2枚
- ヘアドライヤー
●実施手順
- カーペットのアイシャドウのシミ部分に洗濯用固形石鹸または食器用洗剤を塗ります。
- 使用済みの歯ブラシで洗剤を優しく擦りつけ、泡立てます。
- 数分間放置します。
- 濡れたキッチンペーパーで洗剤をたたくようにして拭き取ります。
- 大部分の洗剤を取り除いた後、湿ったタオルで残りの洗剤を軽くたたきながら拭き取ります。
- タオルでしっかりと乾拭きを行います。
- 最後にドライヤーを使用し、適切な距離からカーペットを乾燥させます。
もし古い歯ブラシが手元になければ、湿ったタオルで洗剤を叩き込むようにしても、アイシャドウの汚れを落とすことができます。
③酸素系漂白剤の使用方法
色褪せを防ぎながら漂白効果を発揮する酸素系漂白剤の使用法についてご説明します。
この方法は他の方法に比べて効果が高いとされています。
酸素系漂白剤は色落ちのリスクが低いものの、使用前にカーペットの目立たない部分で試すことを推奨します。
【準備するもの】
- 酸素系漂白剤
- 濡れていないタオル数枚
- お湯
- ドライヤー
●手順
- 酸素系漂白剤を大さじ1杯分取り、温水でよく溶かします。
- タオルを漂白剤入りの温水に浸して湿らせます。
- 湿ったタオルでカーペットのアイシャドウの汚れを軽くたたきながら拭き取ります。
- 汚れがある部分をしばらくそのままにしておきます。
- 漂白剤が残らないよう、新しい湿ったタオルで軽くたたきながら拭き取ります。
- 乾燥タオルでしっかりと乾拭きを行い、水分を取り除きます。
- 最後にドライヤーを使用して、適切な距離からカーペットを乾燥させます。
酸素系漂白剤は普段のお洗濯にも使えて便利なのであると重宝しますね。
カーペットからアイシャドウを除去する際の重要なポイント
カーペットからアイシャドウを除去する方法について説明しましたが、いくつか注意すべきポイントがあります。
①汚れをこすらない
アイシャドウの汚れを手やタオル、掃除機で慌ててこすると、汚れが広がりやすくなります。
さらに、カーペットの繊維の間に汚れが深く入り込むと、取り除くのがより困難になるため、汚れはこすらずに叩くようにして拭き取るのが効果的です。
②清掃前にカーペットの端でテストする
以前、酸素系漂白剤の使用法を説明した際にも触れたように、メイク落としや洗剤を使用する際も、カーペットの目立たない部分で事前にテストしてください。
これにより、問題がないことを確認してから本格的な汚れ除去を行うと安心です。
③ドライヤーの使用距離に注意
ドライヤーを使う際には、高温がカーペットを損傷させるリスクがあるため、適切な距離を保って使用することが重要です。
カーペットからアイシャドウを取り除く方法のまとめ
カーペットのアイシャドウ汚れを効果的に除去するポイントをまとめました:
- アイシャドウ汚れは擦らずに取り扱う。
- 汚れは掃除機のホースで最初に吸い取る。
- メイク落とし、洗剤、酸素系漂白剤のいずれかを使って汚れを除去。
- 汚れ除去時の注意点には、擦らないこと、試し拭きをすること、ドライヤーを適切な距離で使用することが含まれます。
カーペットへのアイシャドウの付着は不幸な事故ですが、適切な掃除方法を知っていれば、カーペットを元の状態に戻すことが可能です。是非、これらのポイントを実践し、清潔なカーペットを保ちましょう。