子どもがぬいぐるみにクレヨンで落書きしてしまい、どうにか綺麗に落とせないかな、と頭を抱えたことはないでしょうか。
慌てて濡れたタオルで拭き取ろうとするものの、クレヨンがさらに広がり、事態は悪化。
このような事態に陥らないよう、ここで簡単にできるクレヨンの落とし方をご紹介します。
クレヨンは油性の材料でできているため、放置してしまうとぬいぐるみに深いしみを作ってしまうことがあります。
早めに対処し、正しい手順で洗浄することが重要です。
普段からお気に入りのぬいぐるみがクレヨンで汚れてしまった際のお困りごと、家庭にある一般的な洗剤で解決できます!
ぬいぐるみについたクレヨン汚れを落とす方法
ぬいぐるみにクレヨン汚れが付着した場合、まずはその汚れが部分的なものなのか、広範囲になるかで落とし方が変わってきます。
小さな汚れであれば、局部的な対応で十分ですが、広範囲にわたる汚れには全体を丸洗いしたほうが良い場合もあります。
また、洗剤を使用する前には、ぬいぐるみの材質が洗剤に耐えられるかどうかもチェックしてください。
材質によっては特別なケアが必要な場合がありますので、その点も考慮に入れておくと安心です。
布製品についたクレヨンもぬいぐるみと同様に、これからご紹介する方法で落とすことが可能です。
ぬいぐるみがクレヨンで汚れてしまった場合、洗濯洗剤や食器用洗剤を使うと効果的でキレイになることが見込めますのでこれから詳しく解説していきます。
中性洗剤で部分洗いする:ヨゴレが小さい場合
全体を洗うのが難しいぬいぐるみの場合は、汚れた部分だけをターゲットにする方法がおすすめです。
●準備するもの
- 台所用洗剤(中性洗剤)、またはオシャレ着洗い用の洗剤
- 洗剤液を作るためのボウル
- 2枚のタオル(1枚は湿らせる用、もう1枚は乾燥用)
●手順
1:最初に、ボウルに洗剤液をしっかりと作ります。
2:クレヨンのついた部分に、指で洗剤液を塗り込み、しっかりとなじませます。
※色落ちを心配される場合は、目立たない部分で事前にテストしてみてください。
3:洗剤液にお湯で浸したタオルをしっかり絞り、クレヨンが付いた部分を軽く叩きながら拭き取ります。
ポイント:汚れを広げないように、外側から内側に向かって叩く動作を心がけると、汚れが効果的に落ちます。
4:お湯で濡らしたタオルを使い、2~3回同じように叩きながら拭き取ってください。
5:乾燥タオルで押し付けるようにして、水分をしっかり吸い取ります。
6:通気性の良い場所で陰干しし、完全に乾燥させます。
中性洗剤で丸洗いする:広範囲に広がった場合
大きなクレヨンの汚れがあるぬいぐるみには、丸洗いが最適です。
洗濯機を活用してしっかりと脱水することをお勧めします。
●必要なもの
- 台所用洗剤(液体中性洗剤)、オシャレ着洗い用の洗剤
- 柔らかいブラシや歯ブラシ
- 大きめの洗面器
●手順
1:まず、濃い洗剤液をボウルに用意します。
2:クレヨンがついた部分に洗剤液を指で塗り、しっかりと馴染ませます。
※色落ちが気になる場合は、目立たない部分で試してから進めてください。
3:ぬるま湯で洗剤を塗った部分を湿らせた後、ブラシを使って優しく洗います。
4:洗剤液とぬるま湯を入れた洗面器にぬいぐるみを浸します。
5:ブラシを使って全体を優しく洗い、汚れを落とします。
6:40℃くらいのお湯で押し洗いをし、すすぎを行います。泡が完全になくなるまで繰り返します。
7:洗濯機で短時間(約30秒)脱水を行います。
8:通気の良い場所で陰干しし、ぬいぐるみが完全に乾くまで待ちます。
この方法を試した際、汚れが思いの外簡単に落ちることに驚かれるでしょう。
私自身も試してみて、その効果に感動したほどです!
クレヨン汚れは何でできている?
クレヨンの主成分は「ロウ」で、これはろうそくなどにも使われる物質です。
ロウは油脂成分で構成されており、そのため、ぬいぐるみについたクレヨンの汚れは基本的に油性の汚れとされます。
クレヨンによる油汚れの特徴:
- 水だけでは落ちにくい
- 長時間放置するとしみとして定着するリスクがある
このため、ぬいぐるみだけでなく、クレヨンの汚れはできるだけ速やかに取り除くことが推奨されます。
油性汚れを効果的に取り除く方法は次の通りです:
- 油を浮かせる
- 油を分解する
これを踏まえて、家庭にある油汚れに効果的な洗剤、例えば洗濯洗剤や食器用洗剤を使用して、ぬいぐるみのクレヨン汚れを洗い落とすことが効果的です。
水性クレヨンのススメ!水で簡単に落とせます
水性クレヨンは水だけで簡単に落ちるため、お子様が使用するのに最適です。
ぬいぐるみや家具にクレヨンがついてしまっても、特別な洗剤やブラシを用意する必要がありません。これにより、手間が省けます。
子供がクレヨンで絵を描くたびに心配することもなく、おもちゃを隠す必要もありません。
精神的な負担も軽減され、安心してお子様に使わせることができます。
「水性クレヨン」は数年前から主要な文具メーカーによって販売されており、水で簡単に洗い流せる特性を持っています。
色の鮮やかさも通常のクレヨンと変わらないため、鮮明な発色を楽しむことができます。
ぬいぐるみや家具に誤ってクレヨンで落書きしてしまっても、すぐにきれいにすることが可能です!
ぬいぐるみのクレヨン汚れを取り除くポイントまとめ
・ぬいぐるみの表面の軽い汚れには、中性洗剤または液体食器用洗剤を水に溶かし、指やタオルで優しくなじませて落とします。
・全体を洗いたい場合は、ぬるま湯で洗剤液を適用し、ブラシで丁寧に洗った後、洗濯機で軽く脱水します。
・クレヨン汚れは油性のため、油を浮かせてから分解する方法が効果的です。
・油性の汚れは、水だけではなかなかきれいになりにくく、放置するとシミになることがあるため、早めに対処することが重要です。
・小さな汚れは部分洗いで対応し、広範囲の汚れはぬいぐるみ全体を洗うことが推奨されます。
・事前に水で簡単に落とせる水性クレヨンを使用することも効果的な予防策です。
ぬいぐるみのクレヨン汚れは油性であり、家庭で使われる一般的な洗剤で除去が可能です。汚れの範囲に合わせて適切な洗い方を選ぶことが大切です。
水性クレヨンの使用は、事前の対策としても有効で、簡単な取り扱いで子供たちのミスもすぐに修正できます。これらの方法を身につけておけば、子供がぬいぐるみに誤って落書きしても慌てることなく対応できます!