履歴書に必要な「証明写真」は、履歴書全体の印象を大きく左右します。
しかし、うっかり照明写真の表面に接着剤が付いてしまうことがあります。
新たに印刷するとなると手間と費用がかかるため、一枚でも無駄にしたくないものです。
どうやったら証明写真の糊をキレイに落とせる?
そこで今回は、証明写真の表面についた糊汚れを簡単に除去する方法をご紹介します。
この方法を使えば、証明写真をいつもきれいに保てます。ぜひお試しください!
証明写真の表面についた糊を取り除くためには?
証明写真を貼る際に使用する糊のタイプは主に以下の3つあります。
- スティックのり
- リキッドグルー(ボンド)
- 両面テープ
通常、証明写真の貼付にはスティックのりが好まれますが、より慎重に行いたい場合はリキッドグルーが選ばれることもあります。
専門の写真店では、使いやすい両面テープが提供されることもあります。
これらの接着材は水溶性の合成樹脂を主成分としています。
そのため、水で溶かすことができ、「温めると粘着力が低下する」という特性があります。
証明写真に付着した接着剤の汚れを取り除くには、以下の方法が有効です。
- 水で溶かす
- 粘着部分を温める
- 粘着部分を冷やす
この方法を用いることで、証明写真に付着した接着剤を簡単に取り除くことができます。
証明写真の表面の糊汚れを取り除く方法5選
証明写真の表面についてしまった糊の汚れを取り除く方法を5つ紹介します。
①専用の糊剥がしクリーナーを使用する手順
証明写真の接着剤の汚れを効果的に取り除くには、専用の糊剥がしクリーナーの使用が最適です。
市販されている接着剤除去剤は多様なタイプがありますので、写真に適したものを選びましょう。
注意点としては、接着剤除去剤を使用する際に証明写真にシミが残らないよう配慮が必要です。
シミができにくい製品の選択が重要です。
【用意するもの】
- 専用ののり剥がし液
手順
- 製品の指示に従って糊剥がし材を適用します。
- 汚れを慎重に取り除いていきます。
- 汚れがすべて取れた後は、レンズクリーニングクロスなど柔らかい布で証明写真を拭き取ります。
専用クリーナーの使用時にはシミが残ることがあるため、商品選びに注意が必要です。
シミに強いタイプの製品があるので、購入前にその特性を確認するとよいでしょう。
②ヘアドライヤーを使用して接着剤を温める方法
接着剤や両面テープは温めることによって粘着力が弱まる特性を持っています。
湯気やアイロンによる加熱も一つの方法ですが、重要な文書が濡れたり損傷するリスクも伴います。
そのため、証明写真にはヘアドライヤーの温風を使って、段階的に接着剤の汚れを取り除く方法が推奨されます。
【用意するもの】
- ヘアドライヤー
手順
- ヘアドライヤーを使い、汚れている部分に温風を当てます。
- 温めながら、汚れを指や小さなスパチュラで慎重に剥がしていきます。
- 汚れが全て除去された後、メガネ用のクロスで写真を丁寧に拭き取ります。
※加熱しすぎに注意し、写真が損傷しないよう適度に温めつつ作業を進めてください。
③冷凍庫を使用して接着剤を冷やす方法
接着剤は低温で粘着力が弱まるため、冷凍庫で冷やすことも効果的です。
冷蔵庫で冷やす方法も可能ですが、通常30分以上かかることが多いです。
対して、冷凍庫を使用すればより短時間で接着剤を固め、簡単に除去できます。
証明写真や書類を冷凍庫に入れる前に、ビニール袋でしっかりと包んで保護することで、余計な部分が濡れるのを防ぎます。
【用意するもの】
- ビニール袋
- 冷凍庫
手順
- 証明写真やそれに付着した書類をビニール袋に入れます。
- 冷凍庫で約10分間冷やします。
- 汚れが取れたことを確認したら、メガネ拭きなどの柔らかい布で拭いて仕上げます。
プロによって製作された証明写真なら少しの水分でも問題ないことが多いですが、自宅でインクジェットプリンタで印刷した写真は水に弱いため、濡れないよう特に注意が必要です。
④粘着テープを利用した除去方法
粘着力の低いテープを使って証明写真の接着剤汚れを取り除くことができます。
この方法は、汚れが軽度の場合に特に有効です。
セロハンテープやマスキングテープを使い、粘着面を汚れた部分に繰り返し押し付けてはがすことで、汚れを徐々に除去できます。
【用意するもの】
- セロハンテープまたはマスキングテープ
手順
- セロハンテープを証明写真の汚れた部分に押し付け、軽くはがします。これを繰り返します。
- 汚れがすべて取れた後、メガネ拭きや柔らかい布で証明写真をきれいに拭き取ります。
テープの粘着力が強すぎる場合は、他の表面に一度貼り付けてから使用することで粘着力が弱まり、証明写真を傷めるリスクを減らすことができます。
接着剤の汚れだけにテープが触れるようにして、他の部分を保護することで、より効果的に汚れを除去できます。
⑤湿らせた綿棒を使用する方法
湿らせた綿棒を使うこの方法は、特に写真スタジオで撮影された証明写真に適しています。
接着剤が水溶性であることを利用して、湿らせた綿棒で容易に取り除くことができます。
ただし、写真や書類の他の部分が濡れないように注意しながら作業を行う必要があります。
【用意するもの】
- 湿らせた綿棒
手順
- 湿らせた綿棒を証明写真の接着剤が付着している部分に適用します。
- しばらく置いた後、綿棒で優しく接着剤をこすり取ります。
- 汚れがすべて除去されたら、メガネ拭きなどの柔らかい布で水分を拭き取り、写真を乾かします。
水分が証明写真に過度に付着すると、写真が歪む可能性があるため、作業中はその点に特に注意してください。
証明写真の接着剤汚れ除去時の注意点
証明写真の表面についてしまった糊を落とす際に注意したいこと2点を順番に紹介します。
①消しゴムや手で擦らないこと
証明写真の接着剤汚れを除去する際に、消しゴムや手で擦る方法は避けるべきです。
消しゴムを使うと一部の汚れは取れるかもしれませんが、完全には除去できず、写真が黒ずんでしまう可能性があります。
さらに、消しゴムで擦ると汚れが広がるリスクも高まります。
接着剤の汚れを確実に取り除くためには、写真を擦らないことが重要です。
②写真が書類から剥がれる可能性
証明写真に付いた接着剤汚れを除去する際、写真が書類から剥がれることがあります。
特に、ヘアドライヤーで温めたり、冷凍庫で冷やしたりする方法では、写真が剥がれやすくなる場合があります。
接着剤汚れを取り除いた後は、写真自体ががしっかりと書類に接着されているか確認することが重要です。
まとめ
- 証明写真の接着剤汚れは、主に水溶性の合成樹脂から成り立っており、水を使う、加熱する、または冷却することで容易に除去できます。
- 専用の除去液を使用して接着剤を取り除くことが可能です。
- ヘアドライヤーを利用して温めることで汚れを除去できます。
- 冷凍庫で冷やすことにより、汚れを取り除くことができます。
- 粘着力の低いテープを用いることで汚れを取り除くことができます。
- 湿らせた綿棒で汚れを優しくこすり取ることができます。
- 写真を損傷させないためには、擦ることは避けるべきです。
- 作業を行った後、写真が書類から剥がれていないかを確認することが重要です。