家で手軽にできるヘアカラーリングは、自分の好きなタイミングで染められるので大変便利です。
しかし、どんなに注意していても、「洗面台に白髪染めが飛び散ってしまった！」ということがよくあります。
特に白や明るい色の洗面台では、ヘアカラー剤の色がはっきり残り、取れないかもしれないと心配になることも。
ですが、心配無用です！白髪染めの跡をキレイに除去する方法をここで詳しくご紹介します。
困ったときにはぜひこの方法を試してみてください！
洗面台にちょっと大きめの黒い点があって虫かと思って飛び上がったけど、よく見たらおかんの白髪染めが落ちてるだけだった。
— ふな (@fnafna_) July 11, 2024
というかおかんが白髪染てたの今から5時間くらい前だよな。全然取れないんだが。
洗面台に付着した白髪染めの落とし方【付着してすぐの場合】
前述の通り、洗面台にヘアカラーが付着した場合は、速やかな対応が求められます。
【必要なもの】
- ペーパータオルまたはティッシュ
- 台所用スポンジ
【手順】
- ペーパータオルまたはティッシュを使い、ヘアカラーの付いた部分を迅速かつ慎重に拭き取ります。
- 台所用スポンジを使用して優しく磨き上げた後、たっぷりの水で洗い流します。
この方法であれば、新鮮な汚れは綺麗に除去可能で、シミを防ぐことができます。
洗面台に付着した白髪染めの落とし方【時間が経過した場合】
時折、ヘアカラー後しばらくしてから洗面台にヘアカラーの付着に気付くことがあります。
特に濃い色のヘアカラーが付着した場合、その汚れは非常に目立ち、除去が難しくなります。
しかし、時間が経過した汚れにも有効な除去方法がありますので、次にその方法を詳しくご紹介します。
メラミンスポンジを使った掃除方法
掃除用品として人気のメラミンスポンジは、洗面台のヘアカラー汚れにも効果的です。
ホームセンター、ドラッグストア、100円ショップ、オンラインストアなどで、さまざまなブランドのメラミンスポンジが手に入ります。
【準備するもの】
- ペーパータオルまたはキッチンペーパー
- メラミンスポンジ
【手順】
- ペーパータオルまたはキッチンペーパーで、洗面台のヘアカラーを拭き取ります。
- メラミンスポンジを使い、シミや残った汚れを慎重にこすり落とします。
- 最後に、たっぷりの水で洗い流します。
ただし、メラミンスポンジには研磨作用があるため、洗面台の素材によっては傷をつける恐れがあります。
使用する前に洗面台の材質がメラミンスポンジに適しているかを確認してください。
メラミンスポンジだけでは汚れが完全に取れない場合は、他の方法を試すことをお勧めします。
塩素系漂白剤を使った汚れ除去方法
塩素系漂白剤はヘアカラーの汚れにも高い効果を発揮します。
【用意するもの】
- 塩素系漂白剤（例：ハイター）
- コットン、ティッシュ、またはキッチンペーパー
- ゴム手袋
【手順】
- 使用する塩素系漂白剤を製品の指示に従って適切な濃度に薄めます。
- コットン、ティッシュ、またはキッチンペーパーに薄めた漂白剤をしみ込ませます。
- その漂白剤をしみ込ませた材料を汚れがある部分に貼り付け、20分間放置します。
- 汚れが残っている場合は、最大で1時間まで放置し状態を確認します。
- 汚れが落ちたら、たっぷりの水でしっかり洗い流します。
この方法を使用する前に、洗面台が塩素系漂白剤に耐えうるかどうかを確認してください。
特に、色落ちや塗装が剥がれる心配がある場合は、目立たない場所で試してから全面的に使用することをお勧めします（自己責任でお願いします）。
また、塩素系漂白剤の使用時はゴム手袋を着用することが必須です。
カビ取り剤を使用した除去方法
頑固な汚れには、カビ取り用の強力な塩素系洗剤の使用も一つの選択肢です。
ただし、このカビ取り剤は適用可能な洗面台の素材に限られるため、使用前には注意が必要です。
【用意するもの】
- カビ取り用塩素系洗剤
- 台所用スポンジ
- ゴム手袋
【手順】
- ゴム手袋を着用し、洗面台のヘアカラー汚れにカビ取り剤を塗布します。
- スポンジを使って、塗布した部分を丁寧に擦ります。
- 操作後はたっぷりの水でしっかりと洗い流します。
カビ取り剤は使用時には室内を十分に換気することが大切です。
窓を開けて空気を入れ替えるなどしてください。また、カビ取り剤と酸素系洗剤を混ぜることは避けてください。
ヘアカラー汚れを未然に防ぐ対策
ヘアカラーの汚れを除去する方法を既にご紹介しましたが、時間が経つと汚れの除去が難しくなることがあります。
ヘアカラー施術後は、洗面台や周囲を確認する習慣を身につけることで、効率的に汚れを予防できます。
さらに、ヘアカラー作業を始める前にティッシュやキッチンペーパーを準備しておくことで、万が一洗面台にヘアカラーが付着してもすぐに対処可能です。
ヘアカラーが髪に定着している間に汚れを早めに拭き取ることで、洗面台を清潔に保つことができます。
ヘアカラーの成分と除去のポイント
ヘアカラーには「第一成分」と「第二成分」という2つの主要成分があります。
第一成分としては、色を発色させるための酸化型染料が主に使用され、これは酸化反応を利用しています。
第二成分は、この酸化型染料を酸化させて色を定着させる役割を持つ過酸化水素を含んでいます。
これらの成分は、一方がアルカリ性、もう一方が酸性であり、使用直前にこれらを混ぜ合わせる必要があります。
ヘアカラーの成分とその働きを理解することで、染料が酸化して固定化するにつれて、汚れも取り除きにくくなることが明らかになります。
そのため、洗面台にヘアカラーが付着した場合は、迅速に対応することが重要です。
まとめ
以下、ヘアカラーに関する要点を総括します。
- ヘアカラーは、1剤の酸化染料と2剤の酸化剤から成り立ち、1剤がキューティクルを開き、2剤が染料を髪に定着させます。
- 時間の経過とともにヘアカラーの染料はより固定化されます。
- 洗面台にヘアカラーが付着した際は、迅速な清掃が推奨されます。
- 新鮮なヘアカラー汚れは、拭き取った後、水で洗い流すことで簡単に除去できます。
- 時間が経過したヘアカラー汚れには、メラミンスポンジの使用が効果的です。
- 塩素系漂白剤を染み込ませたコットンでのパック方法も有効です。
- 頑固な汚れに対しては、塩素系カビ取り剤の使用も考えられます。
- メラミンスポンジ、塩素系漂白剤、カビ取り剤を使用する前には、洗面台の材質が適合しているかを確認することが重要です。
- ゴム手袋を着用し、カビ取り剤を使用する際は十分に換気し、酸素系製品と混合しないよう注意してください。
