贈り物の美しいデザインの箱や特別なラッピング紙、つい取っておきたくなりますよね。
最近では、ブランドロゴだけでなく、花や可愛い動物のイラストが描かれたおしゃれな包装紙も多く見かけます。
これらは贈り物に使用するだけでなく、DIYやインテリアの装飾にも活用できます。
でも、素敵な紙に貼られたテープを剥がす際に、紙が破れたり穴が開いたりすることがよくあります。
特にデリケートな紙だと、そのリスクが一層高まります。
テープをキレイに剥がして紙を再利用できればいいな
そこで今回は、紙からテープをきれいに剥がす効果的な方法をご紹介します。
簡単なので再利用したい紙に出会ったときは是非試してみてください。
効果的!紙からテープをきれいに取り除く簡単なテクニック
紙に貼られたテープを切りに剥がすテクニックを2つ紹介します。
家にあるもので簡単にできる方法なので参考にしてみてくださいね。
①ドライヤーを活用する方法
1つ目はドライヤーを使って紙に貼られたテープを剥がす方法です。
テープの粘着面は熱に敏感です。
ドライヤーで温かい風を当てることで、粘着性を弱め、簡単に剥がせるようになります。
ドライヤーを使用したテープを剥がす方法は以下の通りです。
【準備するもの】
- ドライヤー
- シール除去スプレー(使用可能な紙質の場合)
- 綿棒
- ティッシュなど
●実行手順
- まず、できればスクレイパーや小さなカッターでテープの端を軽く持ち上げます。
- 紙が動かないようにしっかり固定した後、ドライヤーを持ち、少し話した状態でテープの粘着面に温風を当てます。
- テープが十分に温まったと感じたら、熱に注意し、ゆっくりテープを剥がします。
- シール除去スプレーが使用可能な紙の場合は、スプレー液を綿棒に含ませ、テープの端の裏側に塗り、粘着剤が柔らかくなるのを確認してから、優しくテープを剥がします。
※ドライヤーを使用する際は、近づけすぎないよう注意し、粘着剤が溶け出して紙に固着することがないようにしてください。ドライヤーは最初に低温設定から始めることをお勧めします。
②アイロンを使用したテープの剥がし方
2つ目はアイロンを利用してテープを剥がす方法です。
テープの粘着部分に熱を加えることで、取り除きやすくなります。特に頑固なテープはアイロンを使うと効果的です。
テープの除去には高温が必要ですが、熱くなるので十分注意してください。
ドライヤーだけでは効果が不十分な場合にアイロンが役立ちます。
【準備するもの】
- アイロン
- あて布
- シール剥がしスプレー(使用できる紙質の場合)
- 綿棒
- ティッシュなど
●実行手順
- 紙を裏返しにし、その上にハンカチなどのあて布を置きます。
- アイロンの温度を低設定に設定し、あて布を通してゆっくりとアイロンをかけます。
- アイロンを適度にかけた後、紙を元の位置に戻し、テープの端を優しく撫でるようにして剥がします。
アイロンを高温で使い過ぎると紙が焦げるリスクがありますので、温度調節には注意が必要です。
また、アイロンを長時間同じ場所に当て続けると、粘着剤が溶け出すことがあるため、作業は段階的に行ってください。
完璧!簡単にテープを剥がすアイテム
ここで、簡単で確実にテープを剥がすテクニックを紹介します。
指だけで剥がせることもありますが、テープが古くなると粘着力が増し、特定のツールを使用すると便利です。
①テープ剥がしカッター
テープ剥がしカッターには、半円形の先端や直角のエッジを持つものなど、様々な形状があります。
特に爪が短い方には、この種のカッターがテープの端を容易に持ち上げるのに役立ちます。
【用意するもの】
- テープ剥がしカッター
● 手順
- 最初に、滑りにくい平らな台の上に、テープを貼った紙を設置します。
- 紙が動かないように、しっかりと抑えることが重要です。
- テープの端にリムーバーカッターを当て、力を入れすぎずにゆっくりと端を持ち上げます。
- テープの端が少し浮いたら、その部分を指で掴み、ゆっくりと剥がしていきます。
テープリムーバーカッターを使用する際は、約30度の角度で軽く押すことがポイントです。
強く擦るのではなく、少しずつ力を加えることが重要です。
また、テープを剥がす方向に対して適切な力を加えることも大切で、力を下向きにかけすぎると紙が破れる原因になるので注意が必要です。
②シール剥がしスプレーで剥がす
防水処理された紙にはシール除去スプレーが使用できます。
このスプレーは、100円ショップで入手可能で、テープの貼られた部分に適用するだけで、剥がしやすくなる非常に便利なアイテムです。
使い方が簡単なので、テープを剥がすのに苦労している場合は、この方法を試してみると良いでしょう。
【用意するもの】
- シール除去スプレー
- ティッシュ、ガーゼ、綿棒
●手順
- スプレーは直接吹きかけずに、ティッシュ、ガーゼ、または綿棒に少量を含ませてから、テープの角に優しくタップします。
- テープの粘着力が弱まったことを確認したら、紙が破れないように注意しながら、指でソフトに撫でるようにして剥がします。
- 最後にティッシュを使ってスプレーの残留液を拭き取り、紙を平らな場所で乾燥させます。乾燥中は重い本を置くことで、紙がシワになるのを防げます。
防水処理されていない紙でも、綿棒を使用してスプレーの量を調節しながら慎重に作業すれば、紙を傷めずにテープを剥がすことができます。
ただし、和紙やクラフト紙のような特殊な紙には、スプレーの使用により変色や表面の毛羽立ちが生じることがあるので、これらの素材には使用を避けましょう。
紙がシワになった際の修復方法
テープ剥がしスプレーを多用すると、紙が乾燥後にシワができることがあります。
シワができてしまった紙も、以下の方法で修復することが可能です。
①冷凍庫を使う方法
シワが入った紙は、湿らせてから凍らせることで、元の状態に戻すことができます。
【用意するもの】
- 霧吹き
- 密閉できるビニール袋(ジップロックなど)
- ペーパータオル
- 重り
- ドライヤーや扇風機
●手順
- シワになった箇所に霧吹きで水を吹きかけ、湿らせます。
- 紙をビニール袋に入れ、空気を抜いて密封します。
- 紙が平らになるように整えた後、冷凍庫に入れて24時間から48時間放置します。
- 冷凍庫から取り出した後、紙をペーパータオルで挟み、その上に重りを置きます。
- その状態でドライヤーや扇風機を使い、紙が完全に乾くまで風を当て続けます。
使用するペーパータオルは、印刷されていない白いものなど吸水性の高いものを選びます。
新聞紙はインクが移る可能性があるため使用しないでください。
②電子レンジを活用する方法
シワがついた紙を元の状態に戻すには、電子レンジを使う方法も効果的です。
シワの入った紙をまず水で湿らせ、その後、電子レンジで加熱乾燥させます。
【用意するもの】
- 霧吹き
- 電子レンジ
- 重り
●手順
- シワになった紙に霧吹きで適量の水を吹きかけます。
- 紙を電子レンジに入れ、最初は30秒程度加熱します。
- 加熱した後、紙を取り出し、その上に本などの重石を置いてシワを伸ばします。
電子レンジを使用する際は、出力を低く設定し、加熱時間を20秒から30秒程度に短く保つことが重要です。
ただし、出力の調整ができない電子レンジの場合は、この方法を推奨しません。
出力調整が難しい場合は、代わりに紙を湿らせて冷凍庫に入れる方法か、アイロンでシワを伸ばす方法を試してみてください。
電子レンジ使用中は目を離さないようにしましょう。
③アイロンを活用したシワ取り方法
アイロンは、テープ剥がしに加えて、紙のシワ取りにも非常に有効です。アイロンでシワを伸ばす手順は以下の通りです。
【用意するもの】
- 霧吹き
- 当て布
- アイロン
- ペーパータオル
●手順
- 最初に、紙全体に霧吹きで水を吹きかけて湿らせます。
- 次に、紙をペーパータオルで挟みます。
- アイロンの温度を低く設定し、その上に当て布を置いてからアイロンをかけて乾燥させます。
アイロンを使用する際は、ドライモードで低温設定にし、力を入れずにゆっくりと動かし、紙に均等に熱が行き渡るようにします。
アイロンの温度を高く設定しすぎると、特に印刷されている紙の場合、インクが滲む可能性があるため注意が必要です。
まとめ
- テープの粘着剤は熱に敏感であり、温めることで粘着力が低下します。
- 新しく貼られたテープや粘着力の低いテープは、指だけで簡単に剥がすことができます。
- 爪が短い方は、特定のツールを使用してテープを効率的に剥がすことが可能です。
- シール剥がしスプレーは、直接スプレーするのではなく、テープの端を少し持ち上げてから綿棒で塗布するのが効果的です。
- ドライヤーを使用してテープを温めると、剥がしやすくなります。
- アイロンを使用してテープを温め、剥がすこともできます。
- テープ剥がしで紙がシワになった場合は、紙を湿らせて冷凍庫で処理するとシワが元に戻ります。
- シワができた紙は、濡らした後に当て布をしてアイロンをかけることでシワを伸ばすことができます。