ビニールテープを剥がすとき、綺麗に剥がれずにベタベタが残って困ったことはありませんか?
一生懸命こすっても、ベタベタが伸びるだけでなかなか取れない…そんな悩みを解決する方法をご紹介します。
今回の記事では、身近にあるアイテムを使って、ビニールテープの粘着汚れを簡単に取る方法をお伝えします。
ビニールテープのベタベタはなぜ残るのか?
ビニールテープやセロハンテープが物に貼り付くのは、テープに付いている粘着剤のためです。
テープ自体や貼り付ける表面には細かな凹凸があり、この粘着剤がなければ物同士を固定することはできません。
粘着剤が凹凸を埋めることによって、しっかりと接着されます。
しかし、時間が経つと粘着剤は硬くなり、テープを剥がす際にはこれが剥がれにくくなり、粘着残りの主な原因となります。
その結果、テープを剥がした後にベタベタが残ってしまうのです。
ビニールテープの粘着汚れを簡単に取り除く方法
ビニールテープのベタベタを力任せに擦ると、かえって汚れが広がってしまいます。
ここでは、身近にあるアイテムを使用して、ビニールテープの粘着汚れを手軽に除去する方法をご紹介します。
ぜひお試しください!
①消しゴムを使用する
粘着が残った部分に消しゴムを優しくこすり付けます。小さな粘着汚れであれば、消しゴム一つでかなりきれいに取れます。
ただし、消しゴムに含まれる研磨材がデリケートな表面を傷つける可能性があるため、軽くこすった後、問題がないか確認してください。
②布製ガムテープを使う
ビニールテープのベタベタを取る方法の一つに、布ガムテープを使う方法があります。
粘着が残った箇所に布ガムテープを軽く押し付けてみましょう。
その粘着力で余分なベタベタが取れます。
しかし、広い範囲での使用は推奨されません。
特に紙製品に使用する場合、テープが紙ひっつく恐れがあるので、注意が必要です。
布ガムテープの粘着力が強すぎる場合は、テープを一度衣服などに貼って少し粘着力を弱めてから使用すると良いでしょう。
③ヘアドライヤーで加熱する
粘着力を弱め、ベタベタを簡単に剥がすために、ヘアドライヤーで加熱する方法が効果的です。
特に、お湯に浸すことができないガラス製品や窓に適しています。
ただし、加熱後のガラスに冷水をかけると割れるリスクがあるため、注意してください。
その後、粘着を拭き取ってみてください。
また、プラスチック製品や金属などにもこの方法は使えますが、素材によっては温めすぎないように注意が必要です。
④お湯に浸す
プラスチックや瓶などの表面に残ってしまったビニールテープのベタベタには、熱いお湯を使う方法が効果的です。
まず、ベタベタした部分をお湯につけてみてください。
お湯の熱で粘着剤が温まり、固まっていた粘着剤が緩んで粘着力が弱まります。
その後、柔らかい布を使って優しく拭き取ると、ベタベタが取れます。
⑤ハンドクリームを使用する
普段使いのハンドクリームを粘着が残る部分に塗り、粘着剤と油分の反応を利用します。
塗布した後、しばらくラップで覆うと油分が粘着性を減少させ、効果が増します。
その後、布やペーパータオルで拭き取れば、驚くほどきれいになります。
ハンドクリームがない場合は、食用油、ベビーオイル、ワセリンも同様に効果的です。
代用品が多いので、いざという時にも対応できるのが嬉しいポイントです。
ハンドクリームや代用品を使った後は、表面に残った油分をしっかりと拭き取ることを忘れずに。
⑥中性洗剤で清掃する
中性の台所洗剤を使用し、濡れたペーパータオルで拭く方法も有効です。
窓ガラスや動かしにくい物にも適用できます。
まず、ペーパータオルや布に台所洗剤を含ませます。
次に、そのペーパータオルや布を使ってベタベタした部分を優しく擦ります。
この方法は、窓ガラスや動かせない家具などに特に適しています。
ただし、フローリングなどの木製品には注意が必要です。
台所洗剤が染み込んでシミができる可能性があるため、フローリングには使用しない方が良いでしょう。
また、この方法を使った後は、必ず洗剤をしっかりと拭き取ることが重要です。
洗剤が残っていると、その部分がベタつく原因になったり、素材を傷める可能性があります。
⑦酢を活用する
家庭で常備されている酢を使う方法ですが、使用する際は注意が必要です。
多くの素材に使える便利な方法ですが、鉄には使わないでください。酢が鉄を錆びさせる可能性があります。
また、塗装された物にも避けたほうが良いです。酢が塗装を剥がすことがあります。
一方で、木材などには安心して使用できます。
具体的な方法としては、まずキッチンペーパーやティッシュペーパーに酢をしっかりと含ませます。
次に、それをベタベタした部分に貼り付け、数分間待ちます。
それでもベタベタ感が残る場合は、酢を直接塗布し、再度拭き取ります。
数回の繰り返しで綺麗に除去できます。
⑧歯磨き粉を利用する
歯みがき粉を使ってビニールテープのベタベタを取る方法もあります。
歯みがき粉には研磨剤が含まれているため、ベタベタを効果的に削り取ることができます。
しかし、研磨剤の作用で擦ると傷がつく可能性があるため、使用する際には注意が必要です。
多少削れても傷が入っても目立たない素材や場所に対して使用することをおすすめします。
具体的な方法としては、少量の歯みがき粉をベタベタした部分に直接塗ります。
その後、柔らかい布やスポンジを使って、優しく擦ります。
ベタベタが取れるまで丁寧に擦り続けましょう。
⑨オレンジの汁や皮を使う
ビニールテープのベタベタを取る方法として、みかんの汁や皮を使う方法もあります。
みかんの汁を絞ってベタベタした部分に直接塗ります。
みかんに含まれるリモネンという成分が、粘着剤を溶かして取りやすくしてくれます。
具体的な手順としては、まずみかんの皮を絞り、汁をベタベタ部分に塗ります。
リモネンの効果で粘着剤が溶け、ベタベタが柔らかくなります。
その後、柔らかい布やペーパータオルで優しく拭き取ります。
もしベタベタがしつこく残っている場合は、同じ手順を数回繰り返してください。
使用後は必ずしっかりと拭き取るようにしてください。
⑩シール剥がし製品の活用
市場にはさまざまなシール剥がし製品があり、これらは100円ショップなどでも購入可能です。
現在、100均などでもシール剥がしが手軽に購入でき、効き目も期待できます。
ただし、シール剥がしは大量に使わないといけない場合が多く、コストがかかることがあります。
そのため、少量で効果を発揮したい場合や、手元にシール剥がしがない場合は、家にある他の方法を試してみるのも良いでしょう。
⑪ネイルポリッシュリムーバーの使用
除光液もビニールテープのベタベタを取るのに効果的です。
ペーパーやコットンに除光液を含ませ、ベタベタした部分を擦ります。
除光液は一部の素材に対して色落ちや変色の原因になることがあるため、目立たない部分で試してから使用することをおすすめします。
除光液には強い臭いがあるため、使用する際は必ず換気を良くしてください。
また、小さなお子さんがいる家庭では使用を推奨しません。
ビニールテープの粘着を取り除く際の注意事項
ビニールテープの粘着を取り除く際にはいくつかの注意点があります。
特に、一部の素材は強くこすると傷がついたり、破損する恐れがあります。
さらに、使用する方法や材料によっては特定の素材に不適合なものもありますので、使用前にはその対応状況を確認してください。
たとえば、素材が水に濡れても問題ないか、加熱しても安全か、油分を含んでいても影響がないかなど、各素材に合った対応を検討してください。
これらの点を十分に考慮した上で、安全に粘着を取り除く方法を選び、実施してください。
まとめ
まとめますと、ビニールテープの粘着が残る主な原因は、粘着剤が接着面の凹凸に染み込んで固まることです。
ビニールテープの粘着を効果的に除去するために使用できる一般的なアイテムは多くあります。
粘着を除去する際には、以下の点に注意が必要です。
①力を入れずに優しく、広い範囲から狭い範囲へと順に作業を進めること。
②使用する素材に対して安全かどうかを確認すること(油分、水、熱などが適用可能かどうかをチェックすること)。
これらの方法を使えば、家具や冷蔵庫、机に貼られたシールも簡単に剥がすことができます。
これからも、これらの簡単で便利な方法をぜひ試してみてください!